高次脳機能障害になってもうすぐ3年|千葉リハで指摘された家族の幸せを取り戻すために次にすべきこと

今日で今年のお仕事は終わりです。仕事納めってやつですね。

 

インフルエンザ脳症になったのは2019年1月でした。あれから2年が過ぎようとしています。あと2週間で3年目の障碍者生活となります。

 

その間に私の高次脳機能障害はどう変化したでしょうか?

 

とりあえず当初からの目標である「自動車運転の再開」は去年果たせました。おかげさまで再開後の1年間を無事故で過ごせています。ゴールド免許を持っています。

 

思い返すと、最初の数か月間はちょっと運転しただけで、神経疲労がきつかったですね。

 

運転って高次脳機能を使いまくります。易疲労がある状態では運転はできませんね。

 

今、易疲労がある方は先にそちらを解決しないと運転再開は絶対に不可だと思います。そもそも運転できません。あっという間にぐったりするはずです。

 

高次脳機能障害の最大の敵ですね易疲労は。心底思いますよ。

 

「私の障害って今はどのレベルなんだろうなぁ?」って思うときがあります。

 

こういう時のセオリーが心理検査での数値化なのだと思います。

 

千葉リハと大学病院の両方から「心理検査してみますか?」って確認を受けました。

 

能力の数値化は好きなのでぜひやってみたいとは思うのですが、心理検査って費用が結構高いんですよね。たしか1回4000円だったかな?4万円だったかな?とにかく高い。

 

今の我が家の経済状況で1回の検査にそんなにお金は支払えません。そもそも「すでに障害が治ってしまった状態」ですし。なぜ治ってしまっといえるのかというと「妻がもう治っているよ」と言っているからです。

 

私の障害の特性として「机上の点数がとても良いが実践がダメ」って言われていました。毎回毎回千葉リハで言われました。いくら心理検査を行っても障害が点数に現れにくいそうなんです。

 

さらに私自身は病識があるのかないのかよくわからない状態す。自分で自分の障害の度合いってやっぱり分かりませんよ。

 

「いやいや冷静に考えればわかるだろう?」

 

って思う人がいるかもしれませんが、無理です。分かりません。わからないというか自覚ができません。自覚出来たらそれはもう障害ではありません。すでに克服を終えた健常者と同一だと思います。

 

結局、私の障害を一番把握しているのは「私の妻」という状況です。

 

毎日身近で見ているし、もう30年にわたる付き合いですから。高校生の頃からの知り合いなんです。

 

MRI画像にはガッツリと脳に付いた傷が写っていました。

 

受傷後1年間の行動は滅茶苦茶でした。

 

特に半年間はあり得ないレベルで滅茶苦茶でしたねぇ。行動のつじつまが全くあっていませんでした。

 

高次脳になったら性格が若干変わったようです

とりあえず、障害が治ったかどうかの判断は妻に任せるとして…

 

妻によく指摘されることがあります。

 

それは「子供とのふれあいがなくなった」というもの。

 

私、障害を受ける前はいつも子供と遊んでいたように思います。

 

しょっちゅうプレステで対戦したり、協力プレイをしたり。夕飯を食べた後はこたつで並んで座って、じゃれあって遊んでいたり。将棋をしたりオセロをしたりトランプをしたり…。

 

さらにはガンダムごっこをしたり、マグロの解体ショーごっこをしたり、ヒトデごっこをしたり、段ボールで家を作ったり、武器を作ったり、鎧を作ったり…何でもありでした。

 

細かい説明は長くなるので書きませんが、毎日子供が寄ってきてゲラゲラ笑っている。そんな毎日を送っていたはずなんですよね。

 

障害を負ってからはそれらが無くなりました。何もしなくなりました。

 

     

     

  • スグにグッタリして何もできなかったから。
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  • 行動が遅くなって自分の事だけで精一杯になったから。
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  • 心に遊ぶ余裕がなくなったから。

 

理由はこんな感じですかねぇ...障害を持つ前は週末は必ず子供と外出していました。夜も子供と遊んでいました。楽しく遊んでいました。

 

それが今では…ふれあいの時間はゼロに等しいです。最近は算数の問題が分からなくて、夜遅くに子供と妻とがやいやいやっています。でも、私はその輪の中には入ろうと思えません。入れません。

 

何でしょうねぇ...この冷めた感じは。今性格がすっごい冷たくなっているのかもしれません。子供に対して。いや、自分以外に全く興味関心を持てなくなってしまった。そんな感じですかね…。

 

なんなのでしょうねこれ?意欲の低下が続いているのでしょうか?その影響で周囲に興味関心を持てなくなっているのかもしれません。

 

そういえば、千葉リハに行くといつも妻がそんなことを言っている気がします。「私が子供と触れ合わなくなった」って…。

 

今思い出しました。

 

そうだ。私に与えられた課題があったんだ。

 

高次脳2年目次なるステップはコレ!

せっかく課題を思い出せたし、忘れないようにここに書いておきます。

 

私のこれからの課題は「子供とのふれあいを重視する」でした。思い出しました。

 

前回千葉リハに行ったときに、今後の目標として挙げられたテーマでした。いや、前々回も、その前も同じことを言われた気がします。

 

私の子供時代の経験からすると「今の子供の年齢で心の距離が離れると二度と戻ることはない。」そうなると思います。

 

ヤバいですよね。まずいですよね。

 

せっかくずーっと仲良し一家だったのに、病気や障害が原因で断裂してしまうのって。

 

こうしてブログを書いていて思い起こすことが出来ました。たった今思い出しました。

 

さぁこれから2年間のブランクを埋めていかなければなりませんね!

 

コロナじゃなければ、博物館とか工場見学とか面白い所に行ったりそういうのも再開したいのですが、今は無理。

 

そうだそうだ。

 

子供と仲良くなるプランを考えよう!

 

そのためにすることは何か!?めぼしはついています。どうやってすすめようかな?

 

考えてみます。