自分の障害特性を考える|記憶障害と注意障害はこのタイミングで現れる

今、疲れています。本当に疲れています。天気のせいでしょうか?確かに障害を負ってから天気が崩れると頭が重くなる傾向にあるようです。

 

でも今の沈んでいる気持ちは天気のせいだけでないと思います。疲れているのです。かなり疲れています。

 

易疲労だからでしょうか?…違うような気がします。なというか、仕事のやることが増えすぎて体がつらいのです。それとも神経疲労の一つなのでしょうか?

 

もし障害を負っていない脳だったら、平気でこなせていた仕事量かなぁ…ちょっと自信がないですね。

 

体力そのものは元に戻っています。だから純粋に脳の疲れやすさの違いの影響が出ていると思うのですが、それにしてもしんどい。

 

だって最近はこんなに仕事が多いんですよ…。

 

これって高次脳機能障害の人がこなす作業量?

ここ最近の作業量を箇条書きにすると…

 

  • 週末の取材活動(まる一日歩きっぱなし)
  • 取材レポートの作成(だいたい20ページぐらいかな。ほとんど写真ですが。)
  • お客さんの仕事のサポート1。時々難しい調整アリ。
  • お客さんの仕事のサポート2。常に難しい調整アリ。只今3本同時進行。

 

このような感じで4つの仕事を同時進行しています。ついでにブログも書いています。

 

今後はさらに知り合いの事務所に出向いて、パソコンのプログラムを作るための下調べが控えています。毎週お客さんの事務所に顔を出します。話が進めば本格的なプログラム作りが追加となります。

 

ヒアリング~設計~構築まですべて私が一人で行います。ソフト屋さんに勤めるのエンジニアもびっくりですよこれ。普通は分担して作業をしますから。ヒアリングって普通しますか?記憶が飛んじゃうのに…。

 

私、思うんですよ。すでにここまでできるのなら、家に引きこもっていないで、どこかの会社に入ったほうが良いんじゃないかな?って…。その方が体や脳に優しいのではないだろうか?って。

 

夕方になると疲労がたまりにたまって、頭がボーっとします。午後の記憶が消えてなくなります。なにも思い出せなくなります。やばくない???

 

疲れます。本当に疲れています。

私は今、本当に疲れています。でも感情の乱れはありません。完全に感情失禁を克服しているようです。

 

っていうか、もしかして感情を失っている??そんな気もしています。何か自分がロボットになって、病前の仕事を黙々と続けている。何も考えずに淡々と。そのようにも思えるのです。

 

退院して半年ぐらいの頃は本当に嬉しかったんですよ。「一時期は記憶障害の影響で全く仕事ができなかったけれど、ようやく以前のように頭が回るようになった!」って。

 

でも今は何なんでしょうね?確かに以前のように仕事ができるようになったのはうれしいです。素晴らしいと思います。ここまで付き合ってくれた周囲には感謝です。でも…やっぱり作業量が多すぎなような…。収入とのバランスもとても悪いように感じています。

 

欲が出てきたのかなぁ。精神障碍者福祉手帳を持っているから扱いが低いんでしょうかねぇ?私、相当できると思うんですけれど…。

 

でも、これも慢心なのかなぁ。とも思っています。そもそも時間の経過とともに疲れ果てていき、夕方から記憶がなくなっちゃうというのってヤバいですよね。普通はありえないです。何かのギャグですかねこれって…(;´Д`)

 

私が高次脳の影響で疲れると別人になってしまうのなんて、知らない人だったら誰も信じてくれないと思います。

 

疲れると出始める…記憶障害以外の障害とは

記憶障害、記憶障害といっていますが…疲れ果てるともうひとつ。厄介な障害が生じます。それは「注意障害」です。

 

これがまたヤバい!記憶障害よりヤバいと思いますよ!どっちも大事でなんですけれど。

 

例えばブログ。このブログですよ。

 

誤字脱字ってありますよね?まぁ普通の人だって誤字脱字はあります。だから私は誤字脱字はそれほど気にしていません。多少多いきもしますが「まぁそんなもんでしょ」で済ませています。気づいたときにこっそりと直せばいいです。

 

そんな私がとんでもなくショックを受けるミスがあるんですよ。もうね「後でこっそり」とか言ってられないレベルのミス。「おいおいおい。これじゃぁダメダメすぎだろう。っていうか怖すぎなんですけれど。」って我ながら自分の障害にびっくりするレベルの代物です。

 

それは…

 

「段落単位で文章を間違っている。」

 

というものです。何を言っているのか分かりませんよね?たとえ話にするとその恐ろしさが分かると思いますよ。

 

会話にすると分かりやすいかもしれないです。

 

私

 

イオンでスイカを丸ごと1個買ってきたよ!

 

お風呂に水を入れて冷やしておこう

 

 

 

 

妻

 

おいしそうね!子供も「わーい」って喜ぶね^^

 

 

 

 

私

 

わかった!じゃぁ今夜はそうめんだね^^

 

 

妻

 

え?スイカを冷やすんでしょ?

 

 

私と妻の会話がかみ合っていませんよね。意味が分かりませんよね。

 

以前はこのくらい会話のズレがあった時もありました。でも最近はないですよ。ないのですが…頭の中ではこれが起きているんですよ。今も。というか昨日おきた事件がこれなんです。「昨日書いたわけのわからないブログの記事」なのです。

 

こうなる原因はもうわかっています。

 

  • 昼間の仕事で脳に疲れがたまる。
  • 疲れの影響により脳で誤動作が発生する。
  • 私の脳の誤動作は「自分がとろうとした行動とは別の行動をとる」というもの。

 

これが私の注意障害。頭から情報を取り出すときに違う情報を取り出してしまう。ブログを書いている最中に、前触れもなく突然に全く違う情報を取り出した。

 

その結果、整合性のとれない段落が、突如として現れた。読んだ人は「なんだこれ?」って思うことでしょう。私も「なんだこれ?」って思いましたよ。

 

もうね自分で自分にびっくりですよもう。そしてガッカリするのです。「またか…」と。

 

これが注意障害の症状の一つなんでしょうね。いつか収まる日がやってくるのでしょうか?とりあえず疲れなければこの症状は出ませんけれどねぇ…。

 

障害に一人で気づいて、一人で傷つく

この注意障害って疲れると起こるわけです。疲れなければいいは良いのですがね。働いている以上は疲れるんですよ。そうすると気を抜いた途端にがくんとなって、脳が誤動作を起こすわけです。

 

そして後になって気が付くんですよ脳の誤動作を未だに起こしている現実を。

 

私はいつもこう考えているんですよ。

 

私

 

もう障害は良くなっただろう。だから精神障碍者福祉手帳の次の更新はできないんじゃないかなぁ?

 

 

でもね。現妻はこう答えるのです。

 

妻

 

全然治ってないよ!

 

 

妻から「治っていないよ!」って言われても、「うそでしょ?こんなに良くなっているじゃない。ちょっとチェックが厳しすぎるんじゃないの?」って思うわけですよ。

 

でもね、今回のように自分で「ふっ」と気づいたときに思うんです。

 

私

 

あぁ…そうか…。そうだよなぁ…。相変わらずアウトプットがズレているんだもんな。

 

 

これが私の障害の悲しい現実なんですよね

 

それでも希望はある!?記憶障害・注意障害が出るときでない時

こうして書いていていて気が付いたのですが、私の注意障害・記憶障害が出るタイミングって「新しい情報をアウトプットをしている時」なのではなかろうか?ということに。

 

この「新しい情報」というのがポイントです。考えなくても答えが出るときってありませんか?

 

例えば計算とか。17+13って考えなくても30って瞬間的に答えが出ますよね?でも小学生ぐらいだと、繰上りがどうのこうのって紙に書きながら計算しますよね。それですよ!

 

私は公文式で死ぬほど算数の問題をこなしました。おかげで算数は得意です。単純な計算なら考えなくても答えが出てくるんですよ。本格的に記憶を保ち続ける役割を持つ大脳皮質に計算式がたくさん入っているのだと思います。

 

逆につい最近経験したばかりの記憶。複雑な手続きを踏まなくても瞬間的に取り出せる記憶。パソコンでいうところのキャッシュメモリー。これは大脳皮質ではなくて海馬に一時的に記憶されるそうです。

 

私はこのキャッシュメモリーからの情報の取り出しが狂うときがあるんですよ。なにせインフルエンザ脳症で傷ついたのは海馬ですからねぇ。

 

何を言いたいのかというと、「記憶を早々に海馬から大脳皮質にコピー出来たら、記憶障害・注意障害が減るのではなかろうか?」ということです。

 

ただ、日常のありふれた情報を全部大脳皮質に記憶って…脳がパンクしそうですよね。実際はどうなんでしょうねぇ。記憶力が良い人ってきっとこの辺りのメカニズムが優れているんじゃないかなぁなんて思います。

 

だいぶ話がそれてしまいました

やっぱり記憶障害に対するコンプレックスが強いです。それゆえに「記憶力改善方法」ってとても興味があるんですよね。だからこんな考え方をしてしまいますね。

 

「夜になると日中の出来事が思い出せなくなる障害」

 

なんともねぇ…漫画に出てきそうですよ。こんな障害…。

 

昼間はガッツリ脳が働いているのにね。残念な頭になってしまいました。

 

仕事量を減らせば夜も記憶力が元気かもしれませんが、現実はそうもいきませんものね。もっと楽をしたいのですが…

 

と、愚痴を言っても仕方がないので、今日も明日も頑張ります!

 

頑張って頑張って!薄皮をはがすように高次脳機能障害が改善していく。

 

そして千葉リハの診察で「もう大丈夫ですね!」って言われるようになりたい。それだけです。

 

その日が来るまでは、黙々と仕事をこなしつつブログを書き続けます。