高次脳機能障害者のためのIT活用|裏紙を超えるメモツール現れる

高次脳機能障害になったのは2019年1月です。本日は2021年10月となりました。

 

救急搬送された直後から今日までメモを取り続けてきました。自分の体験を周囲に伝えたかったのが始ままりです。

 

退院後に復職すると、メモは私の体験記録から仕事の記録(大抵は電話が起点となります)へと変化しました。

 

自分自身の体験は自分の行動を自分のペースで記録するだけです。そして後日ブログを書くときにゆっくに見返せればいい。

 

しかし仕事ではそうはいきません。様々な要素が絡んできます。タイミング、進め方のペース、できることと、できない事色々です。

 

体験記録と仕事の記録とで決定的に違う点は「相手がいる」という点。自分のペースでメモを取ることが難しくなるんですよね。

 

仕事では「時間制限」や「リアルタイムに対応しなければならない」などといったプレッシャーのかかる条件が加わります。

 

裏紙へのメモはもうやめたい

私はメモ用紙として裏紙を大量に使います。仕事でシステムのロジックを考える時、ちょっとしたメモをとる時、そして電話がかかってきたとき…。とにかく裏紙を使いまくります。

 

私の仕事机には必ず裏紙とボールペンが備え付けてあります。これが無いと仕事にならないレベルなんですよね。

 

たかが裏紙ですが。必須アイテムなのです。記憶障害になってますます裏紙が増えました。(ディスプレイに貼りつけている付箋も増えまくりです。)

 

裏紙って無限に増えるんですよね。どこで捨てていいか分からなくなるし。同じことを別の裏紙に書いていたりするし。私の机の上は常に裏紙祭り状態ですよ。

 

でも「裏紙を無くしたい」って考えています。が、なかなか難しいのです。

 

だって裏紙の特徴は

 

  • スグに書ける
  • 電話の応対で使える
  • やろうと思えば持ち運べる
  • 文字を書けるし線も引ける。
  • 絵だって書ける。
  • 色も付けられる。

 

完璧なんですよ!やりたいことが全てできるんです!

 

ONENOTEも使いますが、これは最終的な清書用です。とにかく入口は裏紙への手書きでメモなんですよね。裏紙へのメモは汎用性が高すぎで最強です。

 

ちなみに少し前まではGoogleKEEPを裏紙メモと置き換える最有力候補として考えていました。やっぱり裏紙はすぐ溜まるので邪魔ですから。

 

しかし、しばらく使っていると「仕事では使えない」という結果に…

 

 

しばらく使っていくうちにGoogleKEEPはWEBからの収集用としておさまってしまいました。裏紙には勝てなかったのです。仕事のメモ(電話のメモ)はやはり裏紙です。裏紙サイコー!

 

でも裏紙は散らかるんですよね。何とかしたいなぁ…。

 

ついに裏紙並みの性能を持つメモを可能にするアプリを見つけました!

メモに裏紙を愛用していますが、それでも裏紙を無くしたい。減らしたい!それには裏紙並みの即応性と自由度が必要です。そんなITツールはあるのでしょうか?

 

…ありました。見つけました!少し前まで使っていたGoogleKEEPではありませんよ!!

 

それは「ipadのメモ」という標準アプリでした。今のところITツールでの最強のメモアプリだと感じています。最近はipadのメモを使う頻度が増えてきています。

 

ipadのメモアプリの何がすごいのか?とにかくコレを見て!

 

なぜipadの標準メモアプリが裏紙に匹敵する能力を持っているのか…使っているところを確認してください。

 

1.電源オフのipadがあります。キーボードはあっても無くてもどちらでも良いです。↓↓↓

 

 

2.アップルペンで画面を「こんこん!」っとやります。↓↓↓

 

 

速攻でメモアプリが開きました!パスコードも何も入力しません。とにかくメモアプリが開きましたよ↓↓↓

 

 

すぐに何でも書けます。この使い勝手は裏紙そのものではありませんか?

 

 

ちなみにipadの電源がONの時は…画面の右下から中央に向けてアップルペンを「すー」ってなぞると、メモが出てきます!スグに書けます!!ipadの裏紙化ですよ!

 

 

すごい!!!!!!

 

これですよ。これ!こういうITツールが欲しかった!

 

ipadのメモアプリなら電話がかかってきたときに、裏紙並みの対応力を発揮できるのですよ!

 

イチイチ…

 

  • ipadを起動する。
  • メモアプリの起動アイコンを探す。
  • メモアプリを起動する。
  • メモを作成するフォルダを選ぶ。
  • メモを新規作成するボタンをタップする。

 

こんな複雑な手順を踏まなくて良いのは最高過ぎます!「アップルペンで画面を2回トントンする」で即「メモを書いて良いよ」状態になるんですよ!最高過ぎでしょう。

 

このメモアプリのためだけにiapd買う意義はあると思います!

 

現に「ipad-miniならもっと使い勝手よくメモが取れるのでは?」って考え始めています。ipadminiはipadpro(大学ノートサイズ)の半分の大きさ。持ち運びに便利ですから。

 

もしくはiphoneですね!iphoneにも同じメモアプリが入っています。iphoneで写真を撮ってメモを取ってipadで編集。windowsのpcでも確認。なんて最高ですよ!(本当はwindowspcでも書き込めたらうれしいですけれど)

 

日常生活や仕事でのメモの取り方はこう変わる

 

裏紙は最強ですから使い続けると思います。でもなるべくipadのメモアプリを活用するようにします。裏紙並みの対応力ですし。

 

メモアプリと裏紙は入力用です。入り口です。

 

再利用が必要なメモ。例えばマニュアルなどは清書してONENOTEを使う方向で考えています。

 

ONENOTEは階層付きのフォルダが使えます。作業単位の文章を格納するのに適しています。

 

ONENOTEは閲覧性が良く、仕事で参照しやすいです。テキスト入力も強い。ドキュメント作成にも使えます。

 

PC内のファイルへのリンクも貼れますしね。Windowsでお仕事をしているのでONENOTEが最終的なメモツールとなりますね。

 

ITを使ったメモのまとめ

裏紙へのメモがスグに出来て良いです。ですが、裏紙は無限に増殖するため、わけが分からなくなる恐れがあります。そんなときはipadでメモが最強。

 

お勧めはipad-mini。どこにでも持ち運べるサイズです。大学ノート半分の大きさですし。書き心地はipad-proと同じです。

 

iphoneもありですね。私の初めてのスマホにiphoneを考えているのは、メモアプリを使いたいからです。

 

ipadでさっと取ったメモ。windowsで確認ができます。あくまでも参照のみのため書き込みはできませんが…。

 

windowsで確認可能ということは、ONENOTEに転記可能なんですよ。

 

ipadで入力した情報は手書き入力の生情報なので無駄があります。整理整頓されていません。再利用を考えていません。書くのに必死ですからね。だから仕事で使うためには情報の整理整頓が必須なんですよ。

 

【ipadのメモからONENOTEへの転記は、情報の関所の役割を果たす。】

 

そう考えるのも面白いかもしれません。

 

というわけで、メモのIT化にipadのメモアプリとwindowsのONENOTEをフル活用していきますよ!